【ヘ音記号】読み方 ト音記号との関係をベース初心者向けに解説!!
エレキベースを演奏するときに何気なく目にするヘ音記号!
バンドスコアでもTAB譜の上に五線譜が記載されていて、ベースパートはヘ音記号が書いてあります!
このヘ音記号ですが、独学でエレキベースを練習していたり、その延長でバンド活動を中心に行なっている方の中には、実はあまり読めないという方も少なくありません。
そこで!
この記事では、ヘ音記号の読み方やト音記号との関係をエレキベースとうまく関連させて、ベース初心者でもわかりやすく解説します!
知っていると、「TAB譜が書いていない!」なんて時にもの凄く役に立ちますよ!
ぜひチェックしてみてください!
ヘ音記号とは
ヘ音記号とは「へ」=「F」の音の位置を表した記号で、アルファベットのFを図案化したもの!
2つの点の間がFの音で、一般的には低い音を五線譜に書くときに使われています。
ちなみに、なぜ「へ」が「F」なのかと言うと
- ドレミファソラシ(イタリア語)
- CDEFGAB(英語)
- はにほへといろ(日本語)
となるからですね!
日本語ではヘ音記号ですが、英語ではベース・クレフ(bass clef)やFクレフ(F clef)と呼びます!
ヘ音記号があるときの五線譜の読み方
ヘ音記号が左端に書いてある五線譜の読み方はこうなります!
2つの点の間がFというのを基準に音を順番に確認していくとわかるのですが、でも、このままだと覚えにくいですよね。
そこで!
エレキベースを演奏している方は、レギュラーチューニングの開放弦(各弦の0フレット)の音を五線譜上で覚えてしまうのがおすすめです!
エレキベースではこの様に覚えると便利
こちらの図は各弦の0フレットの音だけを五線譜に書いてみたもの!
一番低い4弦の開放音が、五線譜の下に一本線を書き足した位置(下第一線と言います)に来るのもイメージしやすくて覚えやすいですよね!
ちなみに!
ここで1つ補足があります。
慣例的にバンドスコアなどでも上記の様に下第一線のEはエレキベースの4弦開放のEで記載されていますが、実は、弾いている音そのものは五線譜の音より1オクターブ低い音を弾いています。
ちょっとややこしくなってしまいますが、そのことを頭の片隅にいれておくと後々混乱しなくなりますので覚えておいてくださいね!
ト音記号との関係
さて、それでは次はト音記号とヘ音記号の音の位置関係についても見てみましょう!
ト音記号は音部記号の中ではもっともポピュラーで、学校の音楽の授業で教わった方が多いと思います!
ト音記号が左端に書いてある五線譜の読み方はこちら!
そして先ほども確認した通り、ヘ音記号の五線譜の読み方はこちら↓
この時!
実は「ヘ音記号の上第一線のC」と「ト音記号の下第一線のC」は同じ音なんです!
ルート弾きなど低い音で弾く時はヘ音記号の音域で演奏していて、ハイフレットでフレーズを演奏する時など、音が高くなっていくとト音記号の音域で演奏しているというイメージでエレキベースを弾いてみましょう!
まとめ
ヘ音記号の読み方やト音記号との音の位置関係を、エレキベースを交えながらご説明してきました!
普段はTAB譜を見ながら練習することがほとんどなのであまり使わないヘ音記号。
ですが!
ちょっとしたフレーズが楽譜や教則本で紹介されていた時に、冒頭で書いた様にTAB譜ではなく五線譜で記載されていることもありますので、ぜひ覚えておきましょう!
この記事が皆さんのお役に立てますように!
では!
※こちらの記事は当教室代表のブログを転載・加筆・修正したものです。
https://shade-sunagawa.com/f-clef/
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